消しては書き、書いては消し……
毎日の「くりかえし」に、必要以上の時間を奪われていませんか?
「当たり前」の中にこそ「時短」ポイントがある!
ここでは、意外と知られていないサイズの
「黒板消し」を紹介します。
道具が変われば、生活も変わります。
役立つアイテム、使わないなんてもったいない!
この記事を読んで わかること
・ジャンボ黒板消しを使うメリット
・ジャンボ黒板消しを使うデメリット
・ミニ黒板消しもあるよ!
ジャンボ黒板消しのメリット
・一度にたくさん消せる!
・子どもたちも興味津々!
・教室環境変化! ちょっとした気分転換に
一度にたくさん消せる!
最大のメリットは、その「幅広さ」!「面積」です!
一度に広く消すことができるので、黒板消しにかかる時間が短縮できます。
毎時間、黒板を消す時間を考えると、それらが短縮できるというのは大きなメリットですよね!
1年間の授業日数が200日だとすると、
1日あたり3分短縮できれば、年間600分(10時間)短縮!
子どもたちの当番活動として「黒板消し」を設定している学級でも、作業時間が軽減できます。
長い休み時間はしっかり遊んでほしい!
子どもたちも興味津々!
「何これ!?」「初めて見た!!」
前日の放課後に黒板消しをそっと置いた、次の日の子どもたちの反応。
普段とのちがいを発見してくれる子は必ずいるものです。
「よく気付いたね!」と観察力を認める機会にもなりますね。
また、「使ってみたい!」「これで消していい?」という声も。
私の学級では「黒板消し」が、人気のお仕事になりました。
教室環境変化! ちょっとした気分転換に
教室って、どこも画一的でおもしろみに欠けますよね(公教育ですから、差異をつくらないのがポイントなのですが、私はそう感じていました)。
そんな変化のない空間に年間約200日も通い続けることこそ、小さなストレスの蓄積になると思ったんです。
「教室に どうやって変化を生み出すか?」
掲示物?…いや、労力と成果が見合わない。ただでさえ忙しいのに、月に1回も貼り直してる時間はないぞ…。
もっと手軽に、失敗しても気楽に取り除けるもの……という時、教えてもらったのが「ジャンボ黒板消し」でした。
普段、子どもたちの興味を刺激するような変化がないからこそ、小さな小さな一工夫の効果が光るのでしょう。
私はこれを取り入れたことで、教室づくりの視野が一気に広がりました。
ジャンボ黒板消しのデメリット
・消すのにパワーが必要
・自費で購入するならコストが……
消すのにパワーが必要
一度に消せる面積が広くなる半面、摩擦抵抗がその分大きくなるので、しっかり消そうと思うと、ある程度のパワーが必要です。
私は筆圧が高めなので、どの黒板消しを使ったとしても、2,3往復してやっときれいになる……という状況でした。
ただ、幅広く消せることで、ふつうサイズの黒板消しよりも上下の運動回数は半分程度に減ります。
また、その分時間も短縮できるので、1回1回のパワーさえクリアできれば、結果的にプラスになります。
私は「筋トレになるぞ……!」と思いながら毎日、放課後に黒板を消していました。。。(消えにくいのに進んで消してくれてた子たち……本当にありがとう)
自費で購入するならコストが……
なぜ学校には「経費」という概念がないんだ……!と思ったこと、ありませんか?(泣)
このジャンボ黒板消しを教室で使っていた時、年間で4つ購入して使用していました。
常に2つ、黒板にセットして使っていたのですが、数か月 使用すると、だんだん布の面が弱くなって、半年くらいで交換していたためです。
私自身、何年間も使ってみて、値段以上の価値はあると確信しています。
やはり使ってみなければメリットもデメリットも感じることはできません。本当によいものの魅力は伝わるはず…と信じています。
ひっそりと生まれている新たな便利グッズ。
学校全体で導入され、選択できるようになってほしいものです。
ミニ黒板消しもあるよ!
せっかくジャンボ黒板消しを置くなら、ぜひ「ミニ黒板消し」の存在も知っておいてください!
普通の黒板消しとジャンボ黒板消しだけでも、十分なインパクト、おもしろさ、さらに便利さがあります。
でも、それだけじゃ足りない!!という方は、「ミニ黒板消し」も投入してみてください。
教室環境のマンネリ防止にも役立ちますよ。
先に紹介した「ジャンボ黒板消し」に比べ、こちらの実用性は低めです(笑)
ネタ枠での採用ですね。
でも、置いておくとちゃんと使い手が現れるんです。
丁寧に次の日の予定を書き直してくれている子なんかが、微妙に間違った文字の細かい部分をミニ黒板消しで消している(私は指で消しちゃう派です。エイヤッ!!です)。
適材適所、モノがあるということは、その使いどころもあるということ。
子どもたちから学ばせてもらえる・新たな発見をさせてもらえるのも、先生という仕事のいいところです。
さいごに: 「1年目のわたし」に向けて
ここまでお目通しいただき、ありがとうございます。
このブログは、いろいろな方面から「子どもたち」にかかわっている方々に向けて、少しでもお役に立てていただける情報を発信しようと考え、立ち上げたものです。
それが、子どもたちが幸せに生きていくことにもつながると考えています。
しかし、誰か具体的な相手をイメージしないと、なかなか手が動かない……といった状況におちいりました。
そこで相手として選んだのが「教諭1年目のわたし自身」です。
情けない話、何年経っても、「子どもたちの成長・発達に役立てたぞ!!」という十分な手ごたえを得られないままでしたが、経験を重ねることで、成長はしてきたつもりです。
初任で担任をさせてもらった子たちも今や立派な社会人。
「先生」として働き始めた人もいるようです。
「教諭1年目のわたし」に向けて書くのは、そういった人たちへの小さな小さなエールのためでもあります。
もちろん、ベテランの方々にもお役立ていただければ嬉しいことこの上なしです。
私的な事情が重なり、教諭という職を離れましたが、これからも子どもたちの教育に対して、真剣に考え、発信していく所存です。
時々、このブログをのぞいて、「こんなのもあったのか!」という発見をしてもらえるよう、がんばっていきます。
長々と失礼いたしました!!
いろいろなサイズや製造メーカーさんの黒板消しがあるので、興味を持たれた方は調べてみてください!(そして私にもこっそり教えてください!笑)